Ⅳ. 私の旅した世界遺産


 1993年12月に法隆寺周辺が、「法隆寺地域の仏教建造物」として日本で初めて世界遺産に指定されてから、2014年6月に「富岡製糸場」が指定されるまで、日本には現在18ヶ所の自然遺産、文化資産が指定されてきました。この動きは現在、日本全国のいわゆる歴史的史跡或いは景勝地を登録申請ブームに巻き込んでいる。世界に認められる遺産に認定されるのだから決して悪い事ではないのですが、登録間際に訪れた「富岡製糸場」は、地元の方には申し訳ないのだが果たして京都・奈良と肩を並べる世界遺産となれるのかとチョット首をかしげてしまいました。世界遺産としての展示に耐える遺産として復元・整備され、市内の駐車場増設を切に願う次第です。とまれ、帰国後、出来るだけ早い時期に日本の世界遺産を踏破したいという気持ちが高まりました。学生時代或いはその後の暮らしの中ですでに訪れているところも幾つかありましたが、改めて巡ることもそれ程難しいことではないと思っています。ネットにアクセスすればその詳細は明らかになるのですが、まずその所在を俯瞰したい。こんな具合です。旧地図なのでここでは16ヶ所ですが、その後、富士山、富岡製糸場(群馬県)が追加されている。2022年現在ではもっと増えています。

 定年を迎えてから再びの「京都」、「奈良」、「法隆寺」、そして「平泉」、「熊野古道」、「姫路城」、「原爆ドーム」、「白川郷」、「厳島神社」、「富岡製糸場」を回ってきました。近いうちに「屋久島」、「首里城」、「小笠原」を、そして2度目の「知床」、「白神山地」、「石見銀山」にも行ってみたい。勿論「富士山」は2度登ったし、「日光」は地元だから何度も行っている。これから折に触れて「私の自然遺産」と題して私の記録を紐解いて行きたいと思っている。



近年訪れた私の世界遺産 順次記事にして行きます